迷惑無国籍船、ようやく下関離港


2007年1月17日(水)掲載






下関港に3年以上にわたって係留されていた無国籍の貨物船「第38コスモスター」(297トン)が16日、タグボートにえい航され、同港を出港した。

所有する福岡県内の貿易会社の関係者によると、北九州市内の業者のもとに運ばれ、修繕や解体を検討するという。この関係者は「迷惑をかけ続け、申し訳ない。船を動かせてホッとしている」と話している。

下関市港湾局などによると、コスモ号は2003年10月、無国籍の状態で、北朝鮮から下関港に入港。国交省の船舶安全性検査(PSC)で船体の不備や国籍切れなどが判明し、改善するまで出港できなくなった。

岸壁の使用料は04年4月から未払いになり、下関市側が、船体の撤去や使用料の支払いを貨物船側に要請。貨物船側は応じる姿勢を見せながらも実現しなかったため、市側は昨年12月、提訴する方針を固め、議会側も了承していた。

貨物船側の関係者は「未払いの係留料は当然、支払うことになる」と話しており、市港湾局総務課も「実際に提訴するか検討する。未払いの使用料についても、貨物船側と交渉していく」と柔軟な姿勢をみせた。




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