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筋ジス闘病の平松さん ルネッサながとで個展
2008年10月8日(水)掲載
命のつながりをイメージして描いたという水彩画「連鎖」(2005年、20号)などを個展に出品する平松さん
筋肉が徐々に衰える難病「筋ジストロフィー」を患いながら絵画を描いている美祢市大嶺町東分の平松康弘さん(34)が、十一日から十三日の三日間、長門市のルネッサながとで第十一回目の個展「軌跡」を開く。

平松さんは小学四年のときに筋ジストロフィーを発病し、広島県内の養護学校で中学、高校時代を過ごした。美術教諭の影響で高校一年から本格的に絵を描き始めて、山口芸術短期大学では造形美術を専攻した。これまで県障害者芸術文化祭で最優秀賞、公募の旺玄展で入賞など受賞歴多数。二〇〇一年には画集「いのち燃える」を出版した。

卒業後に山口市内のスーパーに勤務していたが、筋力が衰えて一人で歩くことが困難になったことから、現在は自宅で事務作業をこなしながら創作活動を続けている。疲労が症状を進行させるため、画材は油彩から片付けの手間がかからない水彩に変えた。最近ではボールペンを使ったり、和紙を張るコラージュなどにも挑戦しているが、一年間で完成するのは二、三枚のみ。両親の隆志さん(58)と美津恵さん(58)は「その分渾身(こんしん)の力で、命を削りながら描いているようです。本人の意欲が続く限り応援したい」と話す。

開場は午前十時―午後五時(最終日は午後四時)。入場無料。問い合わせは平松美津恵さん(рO90・1352・4476)へ。
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