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ナベヅル用にフェンス 周南市が新保護策に着手
2008年10月9日(木)掲載
重機を使ってあぜに支柱を打ちこむ作業員。左は囲い込む農地
本州唯一のナベヅルの越冬地、周南市八代盆地で八日、農地を網状のフェンスで囲い込む新しい保護策に向けた準備作業が始まった。今月中旬までには作業を終える予定で、ツル飛来後に効果などを検証する。

市教委によると、農地は約三・九ヘクタール。縄張り争いで追われたツルが餌場とした一帯にあり、高さ一・八メートルの網で周囲一キロを囲う。外敵侵入を防ぐほか、追われたツルが避難し、飛び去ることを防ぐ効果が期待されているという。

この日は、作業員五人が二−二・五メートルの鋼鉄製の支柱四百本を重機を使って等間隔であぜ道に打ち込んだ。今後はフェンスや電気柵、外敵侵入を監視するカメラ(動画・静止画計七台)のほか、上空のツルを誘因するため、ツルの鳴き声を流す拡声器も備えるという。

八代盆地のナベヅルの越冬数は昨年、過去最低の七羽に減少。一昨年は十六羽飛来しながら、縄張り争いや獣害で七羽がいなくなっている。
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