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ソフトバンクテレコム 上山口衛星通信局が廃局
2009年1月1日(木)掲載
廃局となり、シンボルだったパラボラアンテナも撤去された衛星通信局
山口県が一九八九年に誘致した、山口市宮野上の「ソフトバンクテレコム上山口衛星通信局」(誘致当時はITJ日本国際通信同)が廃局となり、シンボルだったパラボラアンテナも撤去されていることが分かった。“衛星地球局銀座”と呼ばれ、パラボラアンテナが林立する同市の魅力の一角が欠けた。

同市には六九(昭和四十四)年、国際電信電話(現KDDI)が仁保に地球局を開局。八八年に荻町に宇宙通信(現スカパーJSAT)が開局し、ITJはそれに次ぐ進出だった。その後、宮野上に自治体衛星通信機構山口管制局も開局し、市内には四局の衛星通信局が置かれていた。

ITJ上山口衛星通信局は、インド洋上の静止衛星「インテルサット」を介する国際電話サービス事業を目的に整備された。約二万五千平方ラの敷地に直径十八ラのパラボラアンテナ二基を設置。ヨーロッパ諸国との国際電話業務を担っていた。その後、通信事業体のめまぐるしい再編があり、ソフトバンクが傘下に収めた二〇〇四年からはソフトバンクテレコムとして衛星局を運営していた。

今回の廃局について同社広報室は「千葉局も一緒に廃止したが、いずれも機械設備の老朽化によるもの。事業は光ファイバーケーブルに移行させた」と説明し「社員は配置転換させた。跡地は売却せず、当面維持管理していく」と話した。
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