社民党・近藤参院議員 上関原発予定地を視察
2009年10月14日(水)掲載
上関原発建設予定地で中電職員から計画の説明を受ける近藤議員(右から4人目)=上関町長島田ノ浦
社民党の脱原発プロジェクト事務局長、近藤正道参議院議員=新潟県選出=が13日、中国電力が上関町長島田ノ浦で進める上関原発計画予定地を視察した。近藤議員は反原発の環境保護団体の案内で希少生物が数多く生息する予定地沖を見学したあと、予定地で中電職員から上関原発計画の説明を受けた。
近藤議員は祝島の漁船に乗って予定地沖を回り、長島の自然を守る会の高島美登里代表から予定地沖で確認された国の天然記念物カンムリウミスズメや希少クジラ、スナメリなどの説明を受けたあと、田ノ浦に上陸。中電上関原発準備事務所の小田康博第一土木部長らから計画内容や埋め立て方法、環境への配慮などについて説明を聞いた。
近藤議員は12日に山口県入り。ブイの積み出し阻止が続けられている平生町田名埠頭(ふとう)を視察し、祝島に渡って、反原発運動を27年間続けている島民と交流。同日夜は島民が続けている島内の反原発デモに参加した。
近藤議員は現地視察を終えて「海と共に生きている祝島を訪れて、海を壊されると生活できないと原発に反対する島民の心情がよくわかった。ここは希少生物がたくさん生息する瀬戸内海で唯一の豊かな海だ。生物多様性の保全が言われている今、瀬戸内海国立公園のど真ん中に原発を建てていいのかを問題提起していきたい」と話した。
中電は9月10日、海面を埋め立てて原発敷地造成をするため、作業海域を示す灯浮標(ブイ)9基の設置を試みた。しかし、埋め立てで漁場が失われるとして反原発の祝島島民が約1カ月間、作業着手の阻止を続けた。中電は10月7日、当初、設置を予定していたブイとは違うブイ2基を反対派のすきを突いて設置。反対派は残るブイ7基の設置を阻止するため24時間態勢で警戒する異常事態が続いている。
戻る
山口新聞ホームへ
本ページ掲載内容の無断転載を禁じます。すべての著作権は山口新聞社に属します。
Copyright(C)2008 Minato-Yamaguchi Co.,Ltd.
お問い合わせは電子メール
yedit@minato-yamaguchi.co.jp
へ