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「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕監督が講演―山口
2010年3月8日(月)掲載
映画の一場面をスライドで紹介しながら「想像力が大切」と語る片渕須直監督
防府市出身の芥川賞作家、樹のぶ子さんの自伝小説を原作にした劇場版アニメ「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕須直監督が7日、山口市小郡下郷の小郡ふれあいセンターで講演。「メイキング・オブ・マイマイ新子 育てようたくましい想像力」と題して、アニメ製作における想像力の大切さや映画作りの裏話などを披露し、市内外から約380人が熱心に聴き入った。

「マイマイ新子と千年の魔法」は昭和30年代の防府を舞台に、額につむじ(マイマイ)を持つ小学生新子と、東京からの転校生貴伊子が自分たちの世界を必死に生きる様子をつづった物語。片渕監督は、1960年に大阪出身で、宮崎駿監督作品「魔女の宅急便」に演出補として参加したり、テレビシリーズ「名犬ラッシー」で監督・脚本を努めるなど数々のアニメーション作品を手掛けている。

片渕監督は、映画製作のために防府市で取材した際の写真や、映画の一場面などをスライドで紹介しながら、「ある場面では観客の想像力をかき立てられるように、登場人物の表情をあえて覆い隠した」と「想像力」の大切さを説いた。

また、十二単を着た女の子が行儀悪く座るとどうなるか調べるため自分の娘をモデルにしたり、映画館のスクリーンの裏には何があるのか知るため実際に取材したりと、想像力を膨らませるためのこだわりを紹介。最後に「アニメ製作で想像力は大切。しかし、その想像力を広げるためには現実を見つめる目がとても重要」と締めくくった。
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