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上関町長「中電は信頼回復を」、島根原発点検不備で
2010年6月16日(水)掲載
上関町の柏原重海町長は15日、中国電力の島根原発点検不備問題で中電に求められている信頼回復に対し「全社一丸となり自ら戒めの心を持って取り組むべきだ」と忠告した。同日開かれた6月定例町議会の行政報告で語った。

柏原町長は、中電が今月3日に国や島根県に提出した島根原発点検漏れの最終報告書でその原因を「報告する文化」や「常に問いかける姿勢」が不足していたと報告した点について「首をかしげるような内容だ」と批判。「上関原発計画を実現するには町民の支援、協力が不可欠。そのためには信頼が第一だ。このような企業体質でこのようにことが度々起これば本当に町民からの信頼は失墜する」と断言。信頼回復には「持ち場、持ち場で使命感、責任感を絶えず忘れることなく取り組むべきだ」と注文した。

一般質問で清水敏保議員が「上関原発計画の詳細調査でも自らの環境保全計画を逸脱して濁水を垂れ流すなど不祥事が度重なる中電は原発を建設する資格はない。住民の信頼を回復するまで上関原発に関する一切の工事を中止させるべきだ」と質問した。

柏原町長は「これまで中電の不祥事に対し何度もおわびしてきたことを見れば納得できない思いだ」と不満をもらしながら、「多くの町民が原発推進を望み、町議会が原発誘致を議決している以上、今まで通り(原発推進の方針を)変えることはできない」と強調した。
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