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「絵萩」の陶板など150点 ペアソンさん作陶展−山口
2010年10月24日(日)掲載
作陶40周年記念展を開いているペアソンさんと陶板などの作品
山口市後河原のギャラリーラ・セーヌで22日から、スウェーデン生まれの萩焼作家として知られているベアティル・ペアソンさん(70)の「作陶40周年記念展」が開かれている。26日まで。

ペアソンさんはデンマークの磁器製造会社で絵付けを担当。焼き物の工程に興味を持った際、「本物を見たいのなら日本に行け」と言われ、1969年に各地の陶芸を見学。思った以上に面白く、自分でも作陶したいという気持ちになり、環境も含めて一番気に入っていた萩焼作家へ連絡した。翌年、再来日して萩市に腰を落ち着け、伝統技術を学んだ。

7年後に同市沖原に「南明寺窯」を開窯して独立。萩焼の造形美を追究していたが元来、絵が好きで絵付けの仕事に入ったくらいだったので無地の萩焼にも絵付けを始めた。「形と絵の両方を極めたい」という意欲で作陶を続け、最近は自ら「絵萩」と呼ぶ作品を中心に創作している。

ラ・セーヌでの個展は約25年前から始まり、1年おきに開催しているのでファンも多い。今回は生活雑器や花器など約150点を展示。ほとんとが絵付け作品で、代名詞とも言える「陶板」は約25点を展示する。絵のモチーフは野の花など自然の植物が主体。萩焼のやさしい肌に写実的な自然美という、ペアソンさんの世界が表現されている。
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