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古民家の魅力、若者に発信 山口に愛好団体発足
2011年5月5日(木)掲載
「古民家の価値を伝えたい」と話す松浦奈津子さん=山口市内の古民家で
山口県内に残る古民家の利活用を推進する社団法人「おんなたちの古民家グリーン建築再生機構YAMAGUCHI」が、山口市を拠点に発足した。古民家の魅力を伝えたいと、古民家を愛好する20〜30代の女性5人が中心となり、若者向けに情報発信を行う。

代表理事を務めるのは、同市楠木町の元地域情報紙編集長、松浦奈津子さん(30)。中学生まで伝統的な造りの農家で育った松浦さんは古い家への親しみが強く、昨年12月、厚生省認可の資格「古民家鑑定士」を取得した。

古民家鑑定士は建築構造などから古民家の歴史文化的な価値を判定する資格。資格試験の勉強をするうちに、太い木の柱や堂々としたはり、掘りごたつなど、かつて住んでいた古民家のぬくもりや美しさにあらためて気付いたという。

「古い建物や家の良さや価値を知ってほしい」との思いが強まり、同世代の知人と3月3日に同機構を設立。当面は県内の古民家を調査するほか、古民家を活用した店舗などを取材。集めた情報をホームページやブログなど、若者になじみのあるインターネット媒体で紹介する。将来は機構から古民家鑑定士を派遣したり、希望者に古民家を紹介するなど、情報拠点の役割を目指す。

また、東日本大震災を受け、被災者向けに空き古民家を無償で提供。下関や山陽小野田市に4軒の古民家を用意しており、会員の古民家鑑定士が建物の安全性などを調査している。

松浦さんは「年月を経た木のぬくもりに癒される人は増えている。若い世代の感覚や視点で古民家の良さを広めたい」と話している。

同機構は古民家に関心を持つ女性や古民家鑑定士らの入会を募っている。問い合わせは松浦さん(TEL090・9739・9437)へ。
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