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新幹線の技で国体応援 下松にアルミ合金ちょるる
2011年8月16日(火)掲載
アルミ合金製のちょるるの横に立つ山下竜登社長
下松市東海岸通りの板金加工会社、山下工業所(山下竜登社長)が、ハンマー1本で滑らかな曲面を作り出す同社独自の技術を応用し、アルミ合金製のちょるる(山口国体と山口大会のマスコットキャラクター)を作った。高さ2メートルを超える“大作”。近く市に寄贈され、山口国体、山口大会の盛り上げに一役買う。

同社の打ち出し板金技術は、新幹線など鉄道車両の先頭部分の流線型を形作る。同社はこの技術を使い、これまでにアルミ合金製のチェロやマグネシウム合金製のバイオリンなどを制作。全国に技術をPRしている。

ちょるるの制作は、山口国体下松市実行委員会が、山口国体、山口大会で訪れる全国の選手や観客に「ものづくりのまち下松」をPRしようと依頼。同社は原型作りから取り掛かり、約1カ月かけて高さ2メートル5センチのちょるるを作った。

材料は新幹線車両に使用されるのと同じアルミ合金。各パーツを打ち出し板金技術で作り溶接した。打ち出しのほとんどの作業は、2008年度に厚生労働省から現代の名工として表彰を受けた国村次郎さん(66)が担当。頭や顔の表面など、ところどころに打ち出し板金技術が生み出す丸みを見ることができる。今後、顔に磨きを施すなど最終工程を経て完成する。

ちょるるは市に寄贈され、10月2〜24日まで、山口国体のバスケットボール(成年男女)と山口大会のバスケットボール(知的障害者)が開かれる同市河内の下松スポーツ公園体育館に置かれる。

同実行委の鬼武輝明事務局長は「このちょるるを見てもらうことで、ものづくりのまち下松を感じていただくことができる。選手や観客の皆さんには下松が持つ技術を感じてもらえれば」と期待を込める。
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