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反原発派の山戸氏、上関町長選出馬 現職との一騎打ちへ
2011年9月8日(木)掲載
山戸貞夫氏 
中国電力の上関原発計画に反対する上関町の原発を建てさせない祝島島民の会代表、山戸貞夫氏(61)=無所属=が7日、今月25日投開票の同町長選に出馬を表明した。福島第1原発事故の発生以後、全国の新規立地地点としては初の首長選で、原発の新設が困難視される中、争点に原発を超えた町づくりも浮上。3選出馬を表明している原発推進派の現職、柏原重海氏(62)=同=との間で推進、反対派による9度目の一騎打ちになりそうだ。

山戸氏は祝島公民館で出馬会見。「原発推進が国策の時代は終わった。新規立地の上関原発はできないだろう。原発のない新しい町づくりを進めるには過去30年間の(上関原発計画の)歴史を知っている人でないとまずい」と出馬の動機を語った。

上関原発計画について山戸氏は「福島第1原発事故で被災された人たちの心情をくみ、町民が同じような苦しみに遭わないためにも原発計画を最終的に拒否したい」と主張。「(原発の新規立地は困難という)世の中の常識が上関では非常識という実態を訴えたい」と話した。

争点を「原発のない町づくり」とし、「祝島を自然エネルギー100%で自立させるプロジェクトを進めているが、それを町内各地区に広げて行きたい。豊かな自然、歴史、心に残る風景、暮らし、文化を生かしたバランスのとれた、身の丈にあった町民自身による町づくりを進めたい」と山戸氏は訴えた。

山戸氏は同町祝島出身。島根大卒。元上関漁協組合長。同町議4期を務めた。山戸氏と柏原氏は8年前の町長選でも対決。その時の得票率は柏原氏59%、山戸氏41%だった。
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