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競 泳
成年男子200リレーが金「絶対勝つ」信頼と結束
2011年9月11日(日)掲載
山口県勢が待ちわびた瞬間は、競泳2日目の最後にやってきた。千葉国体では2位だった成年男子200メートルリレー。「この種目の日本新記録を狙っていた」というきらら山口所属の4人の力が見事にかみ合い、県勢最初の栄冠をつかんだ。

予選は50メートル自由形で千葉国体2位の堀田和久選手を第1泳者、同日の100メートル自由形で4位に入った名倉和希選手を第2泳者に配した先行型の布陣。本番に備えては、引き継ぎ練習などリレーに向けた準備も毎日行い、この種目での優勝にかけていた。

レースは第2泳者までにトップに立つと、今大会は400メートル自由形に出場した第3泳者・山田悠介選手が専門外の距離ながら3位と踏ん張り、「絶対1番で来てくれる」と信頼を寄せるアンカー・富山貴士に引き継ぐ。

「絶対に勝とうと約束していた。逆転できる自信はあった」。仲間たちの思いを受けた富山選手は、最後まで自分のレースを貫き、2チームを逆転。電光掲示板で優勝したことが知らされると、4人はもちろん、会場全体が今大会、最大の歓喜に包まれた。

「この結果で競泳だけでなく、他の種目にも勢いをつけることができたと思う」(富山選手)。“チームやまぐち”に勢いをもたらした4人は、鳴り止まない歓声に応えながら、喜びをかみ締めていた。
優勝を確認し、ガッツポーズする成年男子200メートルリレーの選手たち=山口きらら博記念公園水泳プール

少年女子B50自 藤津3位表彰台
2011年9月11日(日)掲載
前日の入賞は、飛躍の前兆だった。少年女子B50メートルは、同100メートル7位の藤津加奈子(安岡中)が3位入賞。「初めての国体で表彰台に上がれてうれしい」とはにかみながら、この日、県勢として個人種目唯一の表彰台に上がった。

全日本中学で2位に入った得意種目。予選から高校生を相手に臆することなく実力を発揮し、予選3位で決勝を迎える。身長153センチ、体重39キロの体格は高校生に混じると一際小柄に見える。しかし、体格や年齢の差を感じさせない藤津の泳ぎは決勝でも冴え渡り、見事に表彰台を射止めた。

4歳で水泳を始めた藤津は、少年女子A背泳ぎ200メートルで4位に入った山下安輝(豊浦高)と同じスイミングスクールで練習している。転機が訪れたのは中学2年に上がった直後。専門種目をバタフライから自由形に変更すると、才能は山口国体の直前に花開き、本番でも輝きを放った。

この種目では、全国大会で3大会連続の同学年最上位に入った藤津。山口国体直前に現れたシンデレラガールの今後を期待せずにはいられない。
3位でゴールし、会場の声援に手を振って応える藤津加奈子=山口市の山口きらら博記念公園水泳プール

一 般
50自の藤津(安岡中)も銅
2011年9月11日(日)掲載
東日本大震災復興支援「第66回国民体育大会 おいでませ!山口国体」は10日、山口県勢は競泳成年男子200メートルリレー(堀田和久、名倉和希、山田悠介、富山貴士選手)で金メダルを獲得、少年女子B50メートル自由形でも藤津加奈子選手(下関・安岡中)が銅メダルに輝いたほか、飛び込みを含む7種目で入賞した。

成年男子のリレーチームは堀田、名倉選手の第2泳者までにトップに立ち、第3泳者山田選手も2人にかわされたが、アンカーの富山選手が見事に逆転し、「絶対勝とう」という4人の誓いを果たした。

中学2年から自由形に転向した少年女子Bの藤津選手は、初めての国体挑戦で見事にメダルを射止め「表彰台に上がれてうれしい」と喜んだ。

このほか成年男子100メートル自由形の名倉和希選手(きらら山口)と成年女子100メートル背泳ぎの田部井恵理選手(きらら山口)が4位入賞するなど、県競泳陣の得点源をアピールした。

成年男子板飛び込みでは、上野太助選手(きらら山口)5位と健闘した。豊浦高4人の体操少年男子は予選14位で決勝に進出を果たした。
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