山口新聞 ふるさと創生へ 県民とともに

一 般
旗手の磯川孝生選手(徳山大職)を先頭に堂々と行進した山口県選手団約700人=山口市の維新百年記念公園陸上競技場
山口国体「被災地に元気を」
開会式、3万1千人の輪
2011年10月2日(日)掲載
第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」は1日、山口市の維新百年記念公園陸上競技場で天皇、皇后両陛下をお迎えして、総合開会式が行われた。7都道府県選手団計約4800人をはじめ、大会関係者や観客など約3万2千が参加。48年前に逃した悲願の天皇杯獲得に向けた戦いがついに幕を開けた。

午前11時から、県民によるよさこいやマーチングによるオープニングイベント、式典前演技「元気山口シンフォニー」を経て午後1時51分に開式通告。47都道府県の選手団が北から順に入場した。最後に登場した山口県選手団は、旗手の磯川孝生選手(徳山大職)を先頭に約700人が堂々と行進。スタンドからは一際大きな拍手が送られた。

二井関成知事の開式宣言の後、前回大会で男女総合優勝と女子総合優勝を果たした千葉県から、天皇杯と皇后杯が返還された。大会会長を務める張富士夫日体協会長は、「本大会に参加した各都道府県選手団の活躍がふるさとの方々をはじめ、被災地、全国各地に勇気と元気を与えるものとなるよう切望する」、中川正春文部科学大臣は、「山口県で48年ぶりに開催される本大会が夢と希望と感動を全国に発信する素晴らしい大会となることを心から願っている」とあいさつした。

その後、県内18市町と東日本大震災で被災した東北3県の代表者が炬火の第1走者として入場。計6人の第2、3走者に引き継がれた炬火は、最終走者を務める卓球成年女子の石川佳純選手(全農)と、空手道成年男子の井渕智選手(山口総合支援学校教)によって点火された。

最後に、バレーボール少年男子の藤中謙也選手(宇部商高)と山岳少年女子の小田桃花選手(防府高)が、「立ち上がれ東北、がんばろう日本の合言葉のもと、多くの人の支えにより、競技できる喜びと感謝を胸に一生懸命競技する」と宣誓した。

競技は、2日から県内17市町(ライフル射撃CP以外は広島県)で34競技が行われる。
総合開会式で手を振られる天皇、皇后両陛下
両陛下笑顔 温かい拍手
2011年10月2日(日)掲載
天皇、皇后両陛下は1日、山口市の維新百年記念公園陸上競技場で開かれた山口国体の総合開会式に臨席され、式典前演技、各都道府県選手団の入場、炬火(きょか)の点火などを観覧された。団旗を掲げて入場するどの選手団にも、笑顔で手を振り拍手を送られた。

県民約1500人が出演した式典前演技では、岡田実副知事が山口県の自然、食などをテーマにした演技の内容を説明。両陛下は熱心に説明を聞き、躍動感あふれる県民のパフォーマンスを楽しそうに観覧された。

県によると、式典前演技でフグと夏みかんを模したバルーンが浮かぶのを見た皇后さまが、副知事に「あれは山口県の特産品ですね」と声を掛けられたという。また、皇后さまは演技に使う映像装置にハモが映し出されたのを見て「あの長い白い魚は何ですか」と副知事に質問された。県の特産品に興味を持たれている様子だったという。

競技場周辺や沿道には県民計9300人(県発表)が詰め掛け、両陛下を乗せた車が通過すると、旗を振って歓迎した。総合開会式後の会見で二井関成知事は「全国の選手役員を惜しみない拍手で温かくお迎えいただいた。ご臨席で大変盛り上がった中で開幕でき、感激している」と話していた。

2日は、両陛下は山口市の県弓道場で弓道、西京スタジアムで軟式野球を見学されるほか、宇部市の県産業技術センターを視察し帰京される。
戻る
山口新聞ホームへ

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます。すべての著作権は山口新聞社に属します。
 Copyright(C)2008 Minato-Yamaguchi Co.,Ltd.
お問い合わせは電子メールyedit@minato-yamaguchi.co.jp