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レスリング
レスリングフリースタイル96キロ級決勝で、苦しい試合を制して喜ぶ山口の磯川孝生選手=3日、新南陽体育館
地元重圧乗り越え涙 磯川
2011年10月4日(火)掲載
自らを「弱い人間」と評するレスリング成年男子の磯川孝生選手(徳山大職員)が、地元国体で見せたのは、課せられた国体4連覇という重圧に打ち勝つ強い男の姿だった。「応援してくれた人や県民のために勝つことが出来てよかった」。優勝し重圧から解放された瞬間は抑えられない感情も見せたし。

今年の世界選手権代表の磯川は、山口県選手団の中でも大きな期待がかけられていた一人。「さまざまなところで自分の名前を見るたび、『頑張らないと」と思っていた」と、大きな重圧を感じながら迎えた本番だったが、決勝まではそれを感じさせない安定した戦いぶり。しかし、決勝では明らかに本来の動きではなかった。

第1ピリオドを先取するが第2ピリオドは延長戦の末に落としてしまう。そして第3ピリオドも両者ポイントがなく延長戦に。8割以上勝利するクリンチの優先権は、第2ピリオド同様、抽選で取れなかった。圧倒的に不利な状況だが、相手の攻めを巧みに交わすと逆にポイントを奪取。相手側は抗議したが認められず、4連覇が確定した瞬間、磯川選手はマット上で思わず跳び上がった。

「きつい試合でもあきらめてはいけないことを示せた」。開会式に続く二つめの大役を終えた男の目には歓喜の涙が光った。
 
一 般
磯川国体4連覇 レスリング成年男子
2011年10月4日(火)掲載
第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」は3日、16競技に山口の代表が挑み金メダル6、銀メダル3、銅メダル2と派手に競技得点を積み上げ、男女総合(天皇杯)順位を4位に上げた。

周南市のレスリング・フリースタイルで成年55キロ級の守田泰弘選手(県レスリング協会)、同66キロ級の小島豪臣選手(K―POWERS)、同96キロ級の磯川孝生選手(徳山大職員)が3人そろって優勝。少年50キロ級の野村勇志選手(田布施農工高)は初の国体ながら準優勝を果たした。

下関市であった剣道は少年男子が初優勝し、少年女子も初めての準優勝。前日の成年女子初優勝の勢いそのままに決勝に進みメダル獲得となった。馬術は少年ダービーで田中秀宜選手(山口農高)が優勝、成年男子標準障害飛越で本田恵士選手(県連盟)が準優勝したほか、田中選手はスピードアンドハンディネスで7位とダブル入賞。メダルには届かなかったが成年女子トップスコアで大谷智美選手(岩国乗馬ク)が4位、馬場馬術で森岡正子選手(岩国乗馬ク)が5位に入った。

山口市であった弓道は遠的で少年男子が初優勝、少年女子も4位と、ともに近的予選敗退のショックを引きずらない見事な成績だった。山岳は成年女子ボルダリングの大田理裟選手と重永織江選手(ともに県立大)が5位だった。

広島県であったライフル射撃は、成年男子ライフル伏射の山岡茂俊選手(貴和会防府病院)と、少年男子ビームピストルの青木秀次選手(野田学園高)がともに3位と今大会初メダル。

宇部市であったソフトテニスは少年男子が6位に入った。周南市であったテニス成年女子は準決勝に、萩であった軟式野球成年男子は準決勝で敗れ順位決定戦に回った。
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