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田中慎弥さん「共喰い」が大人気 下関の書店
2012年1月28日(土)掲載
田中慎弥さんの芥川賞受賞作「共喰い」を手にする来店客=下関市竹崎町のくまざわ書店下関店
下関市在住の作家、田中慎弥さんの芥川賞受賞作「共喰い」の単行本が27日、全国で発売された。地元下関の書店は、本を手にしようと多くの人でにぎわった。

同市竹崎町のシーモール下関内にあるくまざわ書店下関店では、発売日に合わせて200冊を入荷。入り口付近に田中さんの特設コーナーを設け、「共喰い」や既刊書などが並べられた。午前10時の開店から、事前に予約していた人や来店客が次々と単行本を買い求めていた。

同店によると、200冊の入荷は異例といい、予約数も受賞決定の1週間で約100冊と当初の見込みの3倍以上。萱島靖洋店長は「小説があまり売れない時代なのでとても驚いている。週末に完売するのでは」と期待。来週中にも200冊を再入荷する。

発売元の集英社によると、26日に発行部数が計10万部に達した。初版は3万5千部だったが、一般書店やネット書店から注文が相次いだため、19日に1万5千部の事前重刷を決定。物流の都合で事前に販売した都内の一部大型店での売り上げが好調なため、26日に5万部の増刷を決めた。
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