災害時も力発揮へ 山陽小野田、コミュニティーFM始動
2012年2月2日(木)掲載
本放送を前にプレ放送が始まった「FMサンサンきらら」のスタジオ
山陽小野田市にコミュニティーFM局が誕生した。「FMサンサンきらら」(89.7メガヘルツ)。プレ放送が1日から始まった。3日に正式に開局し、本放送がスタートする。同市は一昨年夏、同市厚狭地区が豪雨災害に見舞われ、市民から行政の情報伝達の遅れが指摘されていただけに、新しい情報発信拠点に期待が高まりそう。
山口県内のコミュニティーFM局開局は7番目。山陽小野田市港町の富士海運ビル内に本社スタジオ、同市鴨庄にある市の山陽総合事務所内にサブスタジオを設けた。放送エリアは同市内全域と宇部市、下関市、美祢市で、対象は約4万世帯。
放送時間は原則として毎日午前7時〜午後9時の14時間で、すべて生放送。この間の午前7時〜同9時、正午〜午後1時、同5時〜同7時は同局のオリジナル制作で、ほかは同局と兄弟関係にある「FMきらら」(宇部市)の番組を放送する。5日までは午前10時〜午後6時に開局特別番組を流す。
スタッフは、パーソナリティーが20〜40代の女性4人、制作スタッフ3人。パーソナリティーはこれまで放送とは無縁だった人ばかりで、地域の実状や地理に詳しい市民を採用した。
「FMサンサンきらら」の開局は、一昨年7月に同市厚狭地区を襲った豪雨災害がきっかけ。同地区では以前、旧山陽町や地元農協などが運営する有線放送が地域情報や防災・災害時の情報を発信していたが、施設の老朽化や経費節減などで昨年3月末に閉鎖。このため住民から有線放送に代わる行政情報の新しい発信手段が求められていた。
昨年11月に白井博文市長や市内の経済界の代表ら有志6人によって同放送局の運営会社「FM山陽小野田」が設立され、開局準備を進めてきた。放送番組の約70%がタウン情報、生活情報などで、約30%が音楽だが、災害が予想されるときや災害時には放送終了後でも防災・災害情報を流すことにしている。開局当日の特別番組には、白井市長がゲスト出演して新しいFM局に期待を込める予定。
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