西中国信用金庫は、東日本大震災から1年を経た中小企業経営について、山口県内の中小・零細企業118社を対象に県内4信金が3月に実施したアンケート調査の結果を発表した。震災で約半数が物流や原材料不足、消費自粛などの影響を受け、約3割が具体的に売り上げが減少したと答えた。
震災で最も影響を受けたのは「物流の遅延・停止」(15.3%)が最も多く、続いて「消費自粛の雰囲気」(13.6%)、「原材料、資材、燃料の不足」(11.0%)。一方で「影響はなかった」との回答も31.4%を占めた。
2011年度の売上高は、前年度と比べて「10%以上30%未満の減少」(14.4%)が最も多く、次いで「5%以上10%未満の減少」(13.6%)。震災後に取り組んだ経営施策は「取引先の変更見直し」が10.2%、「販売生産体制の見直し」「省エネ機器・設備の導入」「新商品やサービス等の検討・取り扱い開始」がそれぞれ6.8%だった。
緊急時の業務継続・早期復旧に有効とされる事業継続計画は10.2%が策定か策定中。しかし、約6割が時間や人材の余裕がないなどの理由で未策定となっている。被災地復興に向けて必要なこととして、約4割が「原発事故への適切な対応」を挙げた。 |