校長、教頭集め緊急研修会
2012年4月19日(木)掲載
下関市教委が飲酒運転の根絶に向けて開いた緊急研修会=18日、下関市菊川ふれあい会館
■下関教委、飲酒運転根絶を喚起
下関市の小学校の男性教諭が酒気帯び運転で摘発されたとして15日付で懲戒免職となったことを受け、下関市教委は17、18の両日、市内の小中学校などの校長、教頭約160人を集めた緊急研修会を同市菊川町下岡枝の市菊川ふれあい会館「アブニール」で開いた。校長だけでなく教頭も対象にした緊急研修会の開催は異例。
18日は各校の教頭約80人が出席した。市教委の波佐間清教育長は「飲酒運転が後を絶たず、結果的にこれまでの指導が不十分だったと言わざるを得ない。教員一人一人に届くような指導を」と強調。「教員による飲酒運転の根絶に全力で取り組む」とする緊急声明を読み上げた。
出席者は、6人程度のグループで飲酒運転の防止方法を討論。私生活での飲酒運転を防ぐために「教員の家族にも協力を求める必要がある」「日ごろの飲酒状況を把握できるような人間関係を構築すべき」などと意見を交わした。
校長、教頭は研修会の内容を各校の教員に伝え、飲酒運転根絶に向けた研修・指導・注意喚起を強化していくという。
飲酒時の視界が体験できる特殊なゴーグルを付けて前進する受講者
■光市も管理職研修会
相次ぐ県内教職員の飲酒運転摘発を受け、光市光井の同市教委で18日、市教委事務局の各課長と指導主事、市内の小中学校の校長と教頭合わせて53人を対象にした飲酒運転根絶を目指す管理職研修会があった。
光署交通課の久保英樹課長が講演。アルコールが及ぼす身体への影響を説明した。久保課長は「飲酒をすると、正常な判断、行動ができなくなる」と指摘。「飲酒運転は、教育者としての信頼を失ってしまう。『絶対に過ちを起こさせない』という気持ちで指導してほしい」と呼び掛けた。
受講者たちは特殊なゴーグルを使って、飲酒した際の視界も体験。視界がゆがんだ状態になった体験者は、ふらついたり、設置されたコーンに当たるなどして前に進んでいた。
束荷小学校の新江田智司校長は「飲酒運転で失うものは大きい。個人だけでなく、組織として飲酒運転根絶を考えることが重要だと思った」と話していた。
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