三井化学(田中稔一社長)は14日、岩国大竹工場プラント爆発火災事故による業績への影響額の見通しと同工場のプラント稼働再開の見通しを発表した。
爆発火災事故が2013年3月期の同社の連結損益に与える影響額の見通し(税引前)は60億円程度としている。
内訳は生産・販売の減少や代替品の調達による損失が約30億円。補償、撤去、復旧などにかかる費用や事故に起因するプラント停止に伴う固定費・保険収入などが約30億円。この見通しは今後変動する可能性があるとしている。
プラントについては、事故起因プラントのレゾルシンプラントとその他一部を除き、各プラントの安全点検を兼ねた年次定期点検に着手している。設備の健全性・安全性を確認し、関係当局の了解を得て、一部のプラントを除き「7月中に稼働を再開したい」としている。
岩国地区のプラント稼働再開見込みは、7月末までを目標としているのが高純度テレフタル酸、PET樹脂、ルーカントなど8プラント。早期復旧に向け検討中がサイメン、ハイドロキノン、メタバラクレゾールの3プラント。事故起因となったレゾルシンは事故原因究明中で見込みが立っていない。
大竹地区ではペリクル、ガスパイプ、アーレン、触媒の4プラントが既に稼働しており、ミラソン、ハイミランなど4プラントが7月末までの稼働を目標にしている。 |