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「胸張って凱旋を」、西山選手メダル獲得で地元下関熱狂
2012年8月3日(金)掲載
西山将士選手にメッセージを寄せる西山小学校の児童=2日、下関市
下関市彦島西山町出身で柔道男子90キロ級代表の西山将士選手(27)が銅メダルを獲得した2日未明、市民ら約200人が声援を送った彦島公民館は歓喜に包まれた。一夜明け、西山選手が通った西山小学校には活躍を伝えるコーナーが設けられ、快挙を達成した卒業生を祝った。

同公民館では親族や中学校の恩師らが集まり観戦。3位決定戦の旗判定で勝利が決まると、会場に大歓声が上がった。中学校の柔道部の1学年後輩で下関市長府中土居北町の自営業、松本隆浩さん(26)は「休みでも10キロ走るなど柔道に対して一切妥協しなかった。最後まで先輩らしく折れない心を見せてくれた」と振り返り、同部の顧問だった林昭裕さん(50)は「持ち味の粘り強い戦いをしてくれた。胸を張って帰ってきてほしい」とたたえた。

西山選手が所属した彦島武道館柔道スポーツ少年団の指導者代表の福家大治さん(36)は「身近な選手が活躍すると良いお手本になる」と西山選手に続く子どもたちの活躍を期待した。

西山小では2日午前、同郷の先輩の活躍を伝える新聞記事を校内に掲示。学校に集まった児童が「感動をありがとう」「夢に向かって頑張ります」などとメッセージを寄せた。山本諭校長(59)は「努力次第で成功できることを身近に感じさせてくれた。ぜひ学校に来て子どもに声を掛けてほしい」と母校への凱旋を熱望した。

同市竹崎町のシーモール下関は「銅メダル獲得おめでとう」と書かれたポスターを館内に張り、快挙達成を祝った。

■市役所に懸垂幕
一方、下関市役所では2日、西山選手の銅メダル獲得を祝福する懸垂幕(長さ8メートル、幅80センチ)が正面玄関横に登場した。「祝 銅メダル 西山将士選手」などと記されている。

市役所では5月下旬から五輪出場決定を祝う懸垂幕を掲げていたが、市は試合前に西山選手のメダル獲得を願って新しい懸垂幕を発注し、2日に「銅」の文字を入れて取り付けた。

市によると、下関出身の五輪公式競技メダリストは1964年の東京五輪レスリングで金メダルを獲得した花原勉さん以来2人目。中尾友昭市長は「下関の誇り。粘り強く戦う姿勢は市民の模範になる」と西山選手をたたえ、市として新たな特別賞を創設して授与する考えを示した
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