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職人技、畳で岩国城制作 県畳技能士会長の石田さん
2015年4月16日(木)掲載
岩国城の畳オブジェを制作した山口県畳技能士会長石田昭典さん=15日、県庁
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」や2018年の明治維新150年を契機に山口県観光を盛り上げようと、県畳技能士会長の石田昭典さん(72)が制作した畳のオブジェ「岩国城」が15日、県庁1階エントランスホールに登場した。5月29日まで展示される。

岩国城は、1962(昭和37)年に天守閣が復元された4層6階の建物で、下の階に比べて上の階が張り出している「唐造り」(南蛮造り)が2カ所に見られるのが特徴で、全国的にも珍しいという。

石田さんは畳職人歴57年。2006年の国民文化祭・やまぐちでは瑠璃光寺五重塔をモチーフにした畳のオブジェを制作した。岩国城の唐造りの美しさを畳で表現したいと、実際に現地を訪れて撮影した写真を参考に、4カ月かけて完成させた。

畳のオブジェは高さ143センチで、大きさは実物のほぼ18分の1。樹脂などを材料にした人工イ草の畳表や色鮮やかな畳縁を組み合わせて作った。石垣の部分は灰色の市松模様の畳表を使い、瓦は細い円柱形の木に人工イ草を巻いて表現した。

石田さんは「畳には香りの良さやリラックスできるといった良さがあり、日本の大切な伝統文化として伝えていきたい。ぜひ実際に岩国城を見に行ってもらえれば」と話した。

県庁での展示後、6月1日から同月下旬まで岩国市の岩国錦帯橋空港で展示。同会会員が制作した錦帯橋の畳オブジェと共演する。
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