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デジタル工作 地方に可能性 県立大准教授が講演
2015年6月28日(日)掲載
「地方発」のデジタル工作機械の可能性について講演する県立大の山口光准教授=27日、山口市
山口市米屋町の市民工房「ファブラボ山口」で27日、プロダクトデザイナーで県立大デザイン学研究室の山口光准教授(42)による講演会があった。約30人が訪れ、デジタル工作機械が生み出す「地方発」の新しいものづくりの可能性について理解を深めた。

山口准教授は、世界的なデザインの祭典「ミラノサローネ」に出展したうちわなどを紹介。山口市の徳地和紙や銘木など異業種と連携して作り、フレームはレーザーカッターで加工した。「アイデアを具現化できる選択肢が増え、少量生産もできる」とデジタル機械のメリットを説明した。

かつて億単位だったが、現在は数十万円で購入できる物もあるといい、「離れていても同じことを体験できる。地域格差がなくなり、地方が抱える問題を解決できる可能性を秘めている」。会場のファブラボ山口は3Dプリンターなどを備え、今月上旬に再オープンしたばかり。「機械を使うだけでなく、みんなで意見を出し合い創造の場になってほしい」と期待した。

山口市の「ものづくりの未来人材育成事業」の一つ。市は7月下旬からデジタル工作機械などを使った体験イベントを開く予定。
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