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下関市長に前田氏 市政刷新を訴え浸透
2017年3月13日(月)掲載
当選確実の一報を受けて花束を掲げる前田晋太郎氏=12日午後11時半ごろ、下関市椋野町
任期満了に伴う下関市長選は12日、投開票され、前市議で新人の前田晋太郎氏(40)=自民党派所属証明書提出、党推薦=が、ともに無所属で現職の中尾友昭氏(67)、元市議で新人の松村正剛氏(63)を破って初当選を果たした。市民は市政の刷新を選択し、県内最大都市のかじ取り役を前田氏に託した。投票率は3人の激戦を受け47.09%と前回に比べ5.05ポイント増加した。

前田氏は2011年、15年の市議選でともにトップ当選。これを受け、「市長選に挑戦するチャンスを得た。下関の閉塞(へいそく)感を打破して希望の街に変えたい」と立候補を決意した。安倍晋三首相の地元秘書を7年4カ月務め、自民党の推薦を受けたことから手厚い組織戦を展開した。

40歳という若さと「起動力」を合言葉に、あるかぽーと地区周辺の再開発や沖合人工島「長州出島」の企業誘致などを訴えて支持拡大を図った。旧郡部での知名度が低いのが課題の一つだったが、安倍首相に近い県議や市議、高島宗一郎福岡市長、首相夫人の昭恵さんらが応援に駆け付け、若手や保守層を中心に浸透した。

中尾氏は「市民のための選挙」を旗印に2期8年の実績と市政継続の必要性を強調。住民自治によるまちづくりの推進、民間企業での経営手腕を生かした行財政運営などを訴えて前田氏と接戦になったが及ばなかった。

松村氏は同市安岡沖で計画されている洋上風力発電事業の中止を主張。4期16年の市議経験を踏まえ、小中学校の給食費無料化や高齢者が100円でバスなどを利用できる助成の通年化も訴えたが敗退した。

当日有権者数は22万5864人(男10万3199、女12万2665)。

市議の辞職に伴う市議補選(被選挙数1)も12日、投開票された。


■星出氏初当選 市議補選

下関市議補選(被選挙数1)は12日、投開票され、新人で元市部長の星出恒夫氏(60)=自民=が、新人で元衆院議員秘書の秋山賢治氏(47)=無所属=との一騎打ちを制し初当選した。投票率は47・05%。
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