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市役所移転「周知不足」 防府市、パブコメ反対意見相次ぎ 
2017年3月15日(水)掲載
防府市役所新庁舎の基本計画について話し合う検討委員会(委員長・鵤心治山口大大学院教授)は13日夜、市役所で最終会合を開いた。市は、パブリックコメント(市民意見)で庁舎移転に反対する意見が相次いだことを挙げ、「周知不足だった」とした。

検討委は学識者や市民ら委員17人で構成し、2015年に設置。市が示した候補地4カ所から現庁舎敷地とJR防府駅北側の2カ所に絞り込み、昨年5月「将来を見据えた長期的なまちづくりが図れる」として防府駅北側を選定した。

これを受けて市は、移転を踏まえた基本計画の最終案をまとめた。1月上旬から1カ月間実施したパブリックコメントでは、計画への反対意見が過半数を占め、候補地の選定経緯を疑問視する声もあった。

会合で、市は市民からの意見に対する回答を示した上で、候補地への賛否や疑問などが相次いだことに「情報の不足を感じた」と説明。一部の委員から「現庁舎を候補地とする基本計画の案も作り、市民に意見を聞くべきでは」との声も上がったが、鵤委員長は「反対意見は尊重すべきだが、われわれの3年の議論を共有していくべき」とし、最終的には市の最終案に賛成した。

市は基本計画を今月末までに策定し、パブリックコメントと市の回答を公表する方針。4月から松浦正人市長が市内全16地区を回って基本計画や選定経緯について説明し、市民の意見を聞くとしている。
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