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がん患者の歯科医療連携 県歯科医師会と周東総合病院
2017年3月15日(水)掲載
締結後、握手する周東総合病院の馬場良和院長(左)と県歯科医師会の小山茂幸会長=14日、柳井市
山口県歯科医師会と柳井市の周東総合病院は14日、がん患者が安心して歯科治療を継続的に受けられる体制を整備するため「がん患者歯科医療連携合意書」を締結した。同様の締結は県総合医療センター、長門総合病院に続いて3カ所目で、県東部では初めて。

がん治療は免疫力の低下などから口腔(こうくう)の衛生状況が治療に大きく影響することが最近の研究で判明。地域がん診療連携拠点病院に指定されている周東総合病院は、入来院するがん患者の歯科治療に対し、昨年10月開設した歯科口腔外科やこの締結で県歯科医師会が名簿を提供した県内の歯科医療機関229カ所と連携し、地域医療ネットワークを構築。入院中や退院後も口腔内の衛生不良で発症するがん治療の口腔合併症を予防し、軽減を図る。

同病院は昨秋、約4500万円で最新の医療機器を導入して歯科口腔外科を整備。常勤歯科医師1人を配置した。それまでは非常勤医師が週1回診療していた。
 
病院で締結式があり、小山茂幸会長と馬場良和院長が合意書に調印した。小山会長は「この連携で口内炎や肺炎の発症も減少し、手術後の医療日数の減少につながる」、馬場院長は「地域の歯科医療機関とも連携できる足掛かりができ、がん患者の口腔ケアに一層取り組める」と歓迎した。
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