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「花街文化は観光資源」歴史愛好家の亀田さん講演−下関
2017年3月15日(水)掲載
港町と花街をテーマに講演した亀田真砂子さん=14日、中之町
下関出身で福岡市を拠点に活動する歴史愛好家の亀田真砂子さん(57)が14日、下関市中之町の亀山八幡宮で、港町と花街をテーマに講演した。江戸時代に北前船の寄港で繁栄した下関では花街もにぎわいの一角を担ったと紹介し、観光振興に向けて「当時の文化は観光資源。ぜひ掘り起こしを」と呼び掛けた。

亀田さんは伊崎新地付近に北前船の渡来が多く、薩摩藩からの黒糖などは下関を中継して大阪や東北に送られたと説明。交易が盛んになるにつれ当時の稲荷町(現赤間町など一帯)に全国屈指の花街が生まれ、幕末期には高杉晋作や伊藤博文、西郷隆盛、坂本龍馬ら志士が集まったという。

その上で、同様に港町として栄えた長崎市にも全国的な花街があった事例を挙げ、現在も料理店への芸者の取り次ぎを扱う「長崎検番」などが当時の文化を受け継ぎ、外国人旅行客(インバウンド)から人気が高いと指摘。「当時の文化を継承することで街の彩りや風情にもつながる」とし、”下関検番“などの誕生に期待も示していた。

下関の歴史や文化をテーマにする「下関夜話会」(下関東部の文化財を見直す会主催)の一つで約50人が参加した。
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