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最終処分場が山口・江崎に完成 迷走13年、ようやく
2017年3月16日(木)掲載
山口市江崎に完成した市大浦一般廃棄物最終処分場の埋め立て処分施設=15日
約10年にわたって建設地を巡る迷走が続いた山口市大浦一般廃棄物最終処分場が、同市江崎に完成した。19日に竣工(しゅんこう)式を開き、4月1日から供用を開始する。

同処分場は埋め立て地を屋根や壁で覆い、廃棄物の飛散や動物の侵入などを防ぐクローズド型。用地取得や事前調査などの費用を含めた総事業費は約30億円で、このうち約6億5700万円は国の交付金を活用した。

敷地内にある埋め立て処分施設は鉄骨造りの屋根や壁で覆われ、内部には幅約30メートル、長さ約120メートル、深さ約10メートルの埋め立てスペースが設けられている。持ち込まれたごみは定期的に水をかけるなどして有機物の分解を促す。使われた水は隣接する浸出水処理施設で不純物などを取り除くという。施設に搬入されるのは同市宮野下の不燃物中間処理センターで破砕、選別処理を受けたプラスチックや陶器、ガラスなどの「不燃物残さ」。稼働期間は15年間で、年間1200トン程度の埋め立て処理を想定しているという。

竣工式は市や自治体の関係者らが参加予定で、渡辺純忠市長が地元自治会や地権者らに感謝状を贈る。

最終処分場は当初、秋穂二島地区が建設予定地となっていたが、住民の反対で2004年に方針転換。その後、候補に挙がった仁保地区でも住民の反対があり、断念した。07年夏に嘉川自治連合会が市の呼び掛けに応えて現在の場所に関する情報を提供。14年3月までに高見、相原両自治会と市が協定を結び、ようやく決着した経緯がある。 

市環境政策課の楳本美由紀課長は「多くの方の協力を頂いて完成を迎えられた。長期間、安全に活用していくため、分別の重要性を意識し、実践していただくよう市民一人一人にお願いしたい」と話している。
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