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県オリジナルかんきつ「ゆめほっぺ」、周防大島で出荷開始
2017年3月16日(木)掲載
初出荷に向けた「ゆめほっぺ」の選別作業=15日、周防大島町
山口県オリジナルかんきつ「ゆめほっぺ」の出荷が15日、周防大島町で始まった。17トンが県内5市場と東京市場に出荷され、県内のスーパーでは16日から店頭に並ぶ。JA山口大島によると、量は昨シーズンより減るものの、平年並みの濃厚な甘みに仕上がった。

「ゆめほっぺ」は県オリジナルかんきつ「せとみ」のうち、糖度13.5度以上で酸度1.35%以下の基準を満たしたものを商品登録。「幸せ運ぶ春ミカン」と呼ばれ、薄皮が口に残らず濃厚な甘さとプチプチとした食感が特長。

同JAによると、約400戸が約52ヘクタールで栽培。今シーズンは裏年に当たり、「ゆめほっぺ」を含む「せとみ」全体の出荷量は約220トン(前年比16%減)と見込む。昨夏の干ばつや秋の長雨など天候不順が続いたものの、袋掛けの徹底や寒波前の一斉収穫、貯蔵管理などで例年並みの品質に仕上がった。

東京市場では「ゆめほっぺ」は1個500円前後、「せとみ」は1個250円前後で販売される。昨シーズンの販売額は1億4300万円で、農家への支払額が初めて1億円を突破した。同JAは今シーズンの販売額を約1億2千万円と見込んでいる。

同町久賀の選果場に持ち込まれた「せとみ」は光センサーで糖度、酸度、大小などで選別。5キロ入りの3400箱に詰められ、トラックで県内と東京市場へ出荷した。初出荷の品質は糖度13.8%、酸度0.97%という。

同JAの吉村基組合長は「東京市場では大好評で問い合わせが多い。17日に東京青果で試食会を開いてアピールする」と話している。

「せとみ」は県柑きつ振興センターが春出荷用に2004年開発。うち「ゆめほっぺ」に選別される比率は約半分という。例年、1、2月に収穫し、3、4月に出荷している。
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