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早鞆高・中村校長、「通信」発行続け1900号 退職で最終号
2017年3月18日(土)掲載
これまでの学級通信や校長室通信を前に「今まで楽しんで書いてきた」と振り返る早鞆高校の中村芳喜校長=13日、上田中町
上田中町の早鞆高校の中村芳喜校長(64)が3月末で退職し、中村校長が発行していた「校長室通信」も最終号を迎える。1978年から始めた「学級通信」などを含めると、「通信」の合計発行数は1900号以上。同校の校長に着任した2013年4月から出している通信「ももがおか」の生徒・保護者向けの最終号は17日の終業式で配布した。

「ももがおか」は、同校創立の地で校歌にも登場する市内の桃が丘(現・貴船町)にちなんで名付けた。全校生徒や保護者向けに月1、2回のペースで発行し、教職員向けは不定期で出した。学校行事や月ごとの出席率などをA4判1枚にまとめる。「部活動応援記」のコーナーは、中村校長自身が同校の部活動に足を運んで目にした生徒の活躍ぶりを紹介しており、好評を博していた。

中村校長が「通信」の発行を始めたのは、初めて担任を受け持った日置農業高校(現・大津緑洋高校)時代。その時のタイトルは自分のニックネームの「たぬき」で、3年生の担任だった年は日刊で出し、クラス全員に配っていた。「通信を出すことで生徒をより一生懸命見るようになり、生徒や保護者との話題づくりにもなった」と振り返った。

その後も赴任した学校で「通信」を発行し続け、06年からは、校長として戻った日置農高で全校生徒を対象とした校長室通信を始めた。当初の手書きからパソコンでの作成・印刷に変わり、ホームページでの閲覧もできるようになったが、「生徒とのつながりが欲しい」という思いは変わらず、号数を積み重ねていった。

校長の席を退いた後は非常勤の副校長として同校を支える。「通信を書くことはもうないと思うが、今後は副校長として、学校を見守る。校内の巡回や生徒への声掛けは続けていきたい」と話していた。
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