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歴史街道「萩往還」視点に 小鯖地域づくり協がマップ作製
2017年4月15日(土)掲載
小鯖地域づくり協議会が作製したマップ「おさば」=山口市
山口市の小鯖地域づくり協議会が同地域を紹介するマップ「おさば」を作製した。古里に愛着を持ってもらおうと地域内の全戸約1800戸に配布した。

同協議会によると地域外からの来訪者に小鯖を正確に紹介するマップや簡単な冊子などがなく、以前から「何かほしい」との声が寄せられていた。協議会の複数の部会からも「名所・旧跡マップなどで小鯖をPRできれば」の意見があり、昨年夏に部会を横断し「小鯖ガイドマップ作成委員会」(間野信行委員長、9人)を組織した。

市が明治維新150年を前に、市内21の各地域づくり協に幕末・維新関連の事業費として措置した特別加算交付金(上限100万円)の活用を念頭に検討を開始。小鯖には歴史街道「萩往還」が南北に約8キロ走っており、幕末の志士らも往来したであろう萩往還に視点を当てたマップの作製を計画した。

完成したマップは縦約59センチ、横約84センチで、六つ折りにした上でさらに二つに折り畳む。表には国道262号沿いに続いている萩往還の道筋を示し、9カ所の史跡を写真と解説文で紹介。「脱隊諸士招魂碑」は1870年の脱隊騒動で捕えられた反乱首謀者が処刑された地に立つ慰霊碑で1893年に建立された。柊、鯖地、八反田、街道端など昔の地名を入れた。

同じ面に小鯖の文化財や自然・花、歳時記、歴史(平安期から現在)も収めた。50枚近い写真は作成委員が撮り、折り畳んだ表紙の写真は同協議会が毎年募集している写真コンテストの四季の作品から選んだ。

裏面は、土地の起伏を表す等高線など詳しい地理が分かる市都市計画図を複製したマップに、代表的な19カ所の名所・旧跡などの写真と解説文を配した。

2千部印刷。同協議会は「古里のことを知らない地元住民が多いので手元に置いて親しんでほしい」と話す。今後、萩往還沿いの休憩所整備や解説板設置などを検討する予定。
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