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下水処理水と海水利用の水素製造システム 徳山で実用化へ研究
2017年5月2日(火)掲載
下水処理水と海水を利用して水素を製造するシステムの実用化を目指す「下水道革新的技術実証事業(B―DASHプロジェクト)」で、周南市鼓海の徳山東部浄化センターが研究施設となることが決まった。

国土交通省の委託事業で、山口大を代表に福岡市の電機メーカー正興電機製作所と日本下水道事業団が申請していた。本年度の委託費は約3千万円。

周南市上下水道局によると、世界初の取り組みで、下水を処理した淡水と海水の塩分濃度差を利用。イオン交換膜を敷き詰めた「濃度差エネルギー変換ユニット」に海水と淡水を交互に注入することで電気を発生させ水素と酸素を作る。

昨年、福岡市の海水淡水化センターで基礎調査を行い、濃縮海水による実験を行った。本年度は海に隣接する同センターで海水を利用し実証の前段階となる調査・研究を行う。

周南市は、副生水素の量が全国トップクラスのコンビナートを抱え、水素を活用したまちづくりを進めている。同センターの近くに水素を供給する「イワタニ水素ステーション山口周南」があり、製造された水素の輸送コストを抑えながら、技術の実用化を図る。
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