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柳井のまちづくり 全国優秀賞
2017年5月3日(水)掲載
白壁の町並みを訪れた観光客を案内する観光ボランティア=柳井市
柳井市が観光名所、白壁の町並みで進めている「天の時 地の恵 人の技と知恵〜金魚ちょうちんのまち柳井の魅力発信事業」が日本経営協会(本部・東京、浦野光人会長)の自治体総合フェア2017「第9回協働まちづくり表彰」で、優秀賞を受けることが決まった。同市観光ボランティアの会(伊藤義人会長、20人)や市観光協会と連携して続けている観光ガイドなどの事業が評価された。

江戸期の商家の町並みが残る白壁の町並みは1984年、国の伝統的建造物群保存地区に指定。柳井の郷土民芸品、金魚ちょうちんが掲げられ、商都の面影がしのべるとあって年間約5万人が訪れる。

主に団体客を案内する市観光ボランティアの会はことし3月で発足30周年を迎えた。60代の定年退職者や主婦らが観光協会の依頼に応じて案内に出向いている。案内回数は年間300回以上。年1回以上開くガイド養成講座で習得した町並みの歴史的意義や魅力を説明している。近年は台湾や韓国などの外国人観光客も増え、英語で説明できるガイドも養成。JRトワイライトやクルーズ船客も受け入れている。

事業名の「天の時 地の恵 人の技と知恵」は江戸期の豪商で住宅が国の重要文化財に指定されている国森家の家訓を採用した。

市商工観光課は「白壁の町並みの歴史的魅力に地元のガイドの情熱が重なり、観光客に魅力として倍増して伝わっているようだ」という。

同ボランティアの会の伊藤会長は「白壁の町並みは倉敷や竹原に比べると規模が小さいが、受賞を励みに今でも地域の人たちが生活している歴史的遺産の魅力を金魚ちょうちんと合わせて発信したい」と喜ぶ。

協働まちづくり表彰は官民が協働して魅力ある地域社会の実現に貢献したプロジェクトを公募し表彰している。今回は全国から67プロジェクトが応募した。県内での受賞は同市だけ。25日、東京ビッグサイトで表彰式がある。
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