山口新聞 ふるさと創生へ 県民とともに

宇部興産3期連続減収 円高や定期修理影響
2017年5月12日(金)掲載
宇部市に本社を置く総合化学メーカー宇部興産(山本謙社長)は11日、2017年3月期連結決算を発表した。売上高は6165億6300万円(前期比3.9%減)で3期連続の減収。経常利益は333億4800万円(同15.8%減)、当期純利益は241億8500万円(同26.6%増)で4期連続の増益となった。
 
円高の影響、一部製品の原料価格高、国内アンモニア工場の定期修理、セメントの国内需要減少や輸出環境悪化などで経常利益は減少したが、大きな特別損失がなかったため当期純利益は増加した。

売上高を部門別にみると、化学が2583億6400万円(同3.1%減)、医薬が109億7500万円(同18.3%増)、建設資材が2272億3600万円(同4.3%減)、機械が716億6800万円(同2.4%減)、エネルギー・環境が597億8200万円(同13.4%減)。

医薬は、自社医薬品の原体の出荷が伸び、受託医薬品の原体・中間体の出荷もおおむね堅調に推移。一方で、化学はナイロン樹脂の販売価格低下、アンモニア製品の販売価格低下・数量減、建設資材はセメント・生コン製品の国内需要減、セメントの輸出価格低下、機械は成形機・産業機械の出荷減、エネルギー・環境は販売炭価格の低下と取扱量の減少で、売上高が前期に比べて減少した。

18年3月期の連結業績予想は、売上高7千億円、経常利益380億円、当期純利益245億円。合成ゴムの販売価格上昇、電池材料の販売数量増などで増収増益を見込む。

同社は11日、いずれも宇部市に本社を置く連結子会社で、セメントの物流などを担う宇部興産海運、生コンクリートを製造販売する萩森興産を株式交換で完全子会社化すると発表した。実施予定日は8月1日。株式交換による業績への影響は軽微という。
戻る
山口新聞ホームへ

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます。すべての著作権は山口新聞社に属します。
 Copyright(C)Minato-Yamaguchi Co.,Ltd.
お問い合わせは電子メールyedit@minato-yamaguchi.co.jp