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防府天満宮境内の飲食店「さかたり」閉店へ
2017年5月20日(土)掲載
今月末での閉店が決まった防府天満宮境内にある「さかたり」。右奥は春風楼=防府市
防府市松崎町の防府天満宮の境内にある飲食店「さかたり」が今月末で閉店する。2004年5月のオープン以来、天満宮にちなんだオリジナルメニューを打ち出し、団体など観光客でにぎわう憩いの場になっていた。天満宮は6月以降、無料の休憩所に整備することにしている。

さかたりは、天満宮の楼門と春風楼の間にある。以前は無料休憩所だったが、13年前に同市桑山で料亭を営む桑華苑(中谷泰社長)が内装を一新。店名は天満宮のある天神山の古来名「酒垂(さかたり)山」から取り、天満宮から建物を借りる形で営業してきたが、今春になって「天満宮で奉仕するという使命を終えた」(中谷社長)と閉店を決めた。

テーブル席や座敷など計56席。祭神・菅原道真公の命日に合わせて天満宮である御正祭で奉納する古代食を現代風にアレンジした「菅公膳」や、”学問の神様“の道真公にちなんだ「合格むすび」など天満宮にちなんだ料理を提供。甘味など喫茶メニューのほか、土産物も販売していた。

天満宮の年中行事に合わせて訪れる常連客もいたといい、中谷社長は「防府に来る方へのおもてなしとして続けてきたので寂しい。今後も違う形で防府のPRに関わることができれば」と話した。

閉店に伴い、建物は天満宮に返却する。天満宮によると、今後は軽食を用意する無料休憩所にする構想があり、鈴木宏明宮司は「訪れる人たちのためにも、できるだけ早く整えたい」と惜しんだ。
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