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周南市の防災行政無線設計不備 工事費7560万円増、遅れも
2017年5月20日(土)掲載
周南市が整備を進める防災行政無線と無線LAN(構内情報通信網)のシステム設計に不備があったとして、市は19日、工事費が約7560万円増え、2018年10月末までを予定していた工期に「間に合わせるのは難しい」として工期延長の可能性を示した。当初の予定から約半年過ぎたが、いまだに着工していない。6月の市議会定例会に補正予算案と工事の変更議案を提出する。

同システムは市内各地に屋外スピーカー、災害時にIP電話やデータ通信ができる無線LANを整備し、災害情報などを市民に伝える。岐阜市の「ビーム計画設計」が設計したが、工事を受注した共同企業体の事前調査で、スピーカーの受信不能や無線LANの電波が届かない場所などが見つかり、市が設計のやり直しを求めていた。

新しい設計では、100カ所以上の無線LAN機器の設置場所の変更、4カ所の鉄塔の補修などが必要と判明。設計変更により高出力アンテナなどの無線LAN機器の購入費や樹木の伐採費などが追加され、工事費は計約12億6450万円となった。

市は工事の遅れに伴い発生する人件費などは設計業者に負担を求める。設計業者の選定はプロポーザル方式で行われ、参加は同社だけだった。市防災危機管理課は「市民に心配をかけている。安心安全に配慮し着実に工事を進めていきたい」と話している。
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