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介護職員合同入職式に70人 先輩職員エール
2017年6月17日(土)掲載
介護職のやりがいや目指す職員像について語り合う新入職員ら=16日、山口市
人材不足が深刻で早期離職が課題になっている介護職員の職場定着を促そうと、県内の介護施設などで働く新入職員の合同入職式が16日、山口市湯田温泉のホテルかめ福であった。

職場を超えて仲間とのネットワークをつくり仕事への意欲を高めてもらうため県が2015年度から主催。高齢者介護や障害者支援に携わる入職1年未満の職員ら約70人が参加した。

新入職員を代表して光市の特別養護老人ホーム「ひかり苑」の藤本恵蓮さん(18)が「介護職員として社会人になれたことを誇りに思う。利用者と同じ目線に立ち、笑顔あふれる生活を支援できる職員になりたい」と決意表明。村岡嗣政知事は「課題や悩みに直面しているかもしれないが、仲間を増やし先輩にアドバイスをもらって頑張ってほしい」と激励した。

下関市の障害者支援施設「なごみの里」の主任生活支援員、河野恵太さん(38)は、先輩職員として「福祉の世界は思わぬ困難が多々あるが、悩みを相談できる上司や先輩、同期の仲間がいたから続けられた。一人で悩みを抱えないで」とエールを送った。

村岡知事との意見交換会「どこでもトーク」が合わせて行われ、介護職を志したきっかけや目指す職員像について語り合った。光市出身で介護職の採用・育成支援などを手掛ける「Join for Kaigo」(東京)の秋本可愛社長(26)による講演もあった。

県の推計では、団塊の世代が後期高齢者になる25年に県内で介護人材が約4千人不足する。県厚政課によると、介護職の入職1年以内の離職率(15年度)は44.6%に上る。県は新入職員を先輩職員がサポートするエルダーメンター制度の導入支援などを通じて職場定着を促している。
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