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韓国へ児童派遣中止 下関市、北のミサイル懸念で初
2017年6月17日(土)掲載
下関市は16日、10月に予定していた姉妹都市の韓国・釜山広域市に市内の小学生を派遣する本年度の事業を中止すると明らかにした。北朝鮮の弾道ミサイル発射が相次ぐなど朝鮮半島情勢が緊迫化しており、安全面から判断したという。事業は今回で19回目だが、中止は初めて。同日の市議会総務委員会で報告した。

市国際課によると、国際感覚を養ってもらおうと1990年度から同事業を実施。2006年度以降は毎年10人を派遣してきた。参加児童は5日間にわたり、在釜山日本国総領事館の訪問や現地の小学生と交流するなどして韓国文化を体験している。

弾道ミサイル発射が相次ぎ、緊張が高まった5月中旬に中止を決め、釜山広域市に伝えた。同市からは「理解する」との返答があったという。

同課は「朝鮮半島の緊迫化で不測の事態が想定され、児童の安全面を最優先に考えた。残念だが苦渋の決断」と話す。来年度の実施は情勢を見て判断する。

市によると、同様の青少年派遣事業では福岡市や秋田市、松山市などが中止しているという。
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