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下関国際2年ぶり4強 
2017年7月25日(火)掲載
9回を無失点で投げ切った鶴田(左から2人目)に駆け寄る下関国際の選手たち=西京スタジアム
第99回全国高校野球選手権大会山口大会(県高野連など主催)は24日、山口市の西京スタジアムで準々決勝2試合が行われ、下関国際、宇部商が準決勝に進んだ。下関国際は先発鶴田が散発4安打の完封で高川学園を4−0で下し、宇部商は熊毛南に10−4で打ち勝った。25日は徳山商工−豊浦、岩国商−宇部鴻城の準々決勝2試合がある。

【評】下関国際が両チームとも無失策の好ゲームを4―0で制し、2年ぶりの4強入りを決めた。三回、下関国際は2死三塁から1番清水の中前適時打で1点を先制すると、九回には6番浜松の適時打などで3点を追加した。先発鶴田は相手打線を散発4安打に抑え、三塁を踏ませなかった。高川学園は主戦椋木が要所を締めて八回まで1失点と好投したが、打線は安打以外にも四死球で走者は出すも本塁が遠かった。

■鶴田「予想外」の完封勝利
下関国際の先発・鶴田は9回127球を投げ切り、高川学園に三塁を踏ませない完璧な投球で完封勝利を収めた。「予想外の結果。出来過ぎだ」と坂原監督が驚きを交えて微笑むように、公式戦初先発の2年生は期待以上の働きを見せた。

今大会は初戦の最終回にわずか登板したのみ。しかし、高川学園の出塁から機動力で揺さぶりをかける攻撃を見据え、坂原監督は最速141キロの本格派右腕の鶴田を抜擢。力でねじ伏せる投球に期待を寄せ、「難しく考えずシンプルに攻めなさい」とマウンドに送り出した。

鶴田は1点を巡る大接戦にも「(信頼できる)他の投手が後ろにいるから」と気持ちを楽に持ち、ストライク先行でテンポよく投球。勢いのある直球と鋭いスライダーなどを織り交ぜて打たせて取り、相手打線を散発4安打に抑え込んだ。「先頭打者を切られたのが大きかった」といい、無失策の守備陣にも助けられたと振り返る。

2015年の決勝戦で下関商と死闘を演じた選手たちの姿に感銘を受け、「この学校で甲子園に行きたい」と入学を決意。「ここまで練習して甲子園に行けないわけがない」と確かな自信に変わるまで練習に打ち込んできた。

チームは初優勝に向けてまた一つ駒を進めた。「もう勝つしかない」。4番も担う投打の大黒柱は、目標に向かって並々ならぬ闘志を燃やしている。
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