山口新聞 ふるさと創生へ 県民とともに

宇部鴻城、激闘に終止符 荒武がサヨナラ弾
2017年7月26日(水)掲載
【岩国商―宇部鴻城】9回、サヨナラ本塁打を放ち、本塁を踏んで雄たけびを上げる宇部鴻城の荒武=西京スタジアム
第99回全国高校野球選手権大会山口大会(県高野連など主催)は25日、山口市の西京スタジアムで準々決勝の残り2試合が行われ、徳山商工と宇部鴻城が準決勝に進んだ。徳山商工は好機で着実に加点し、4―2で豊浦を下し、宇部鴻城は最終回に逆転サヨナラ本塁打が飛び出し、岩国商に6―5で勝った。26日は準決勝の下関国際―宇部商、徳山商工―宇部鴻城がある。

■今大会初安打で決める
鋭い打球が右翼席に突き刺さると、宇部鴻城ベンチの選手が一斉にグラウンドに飛び出した。序盤の4点差を跳ね返し同点で迎えた九回。今大会無安打だった5番荒武が劇的なサヨナラ弾を放ち、激闘に終止符を打った。

序盤は劣勢だったが、終盤に昨秋の中国大会、今春の県大会を制した王者の貫禄を見せた。四、五回に3点を返し、2点を追う六回に嶋谷が2死満塁で左前打を放ち同点に追いつくと、ドラマの舞台は整った。

九回1死。荒武は初球を狙った。甘く入った直球を無心で一閃、真芯でとらえた打球が右翼席へ消えた。今大会初安打が試合を決める一打となり、ガッツポーズでダイヤモンドを一周。本塁を踏むと、雄たけびを上げた。「よっしゃあ!」

今大会6打数無安打、この日も得点圏で4度打席が回ってきたが凡退。尾崎監督からは試合後「最初から打てよ」とからかわれた。「打ちたい思いが空回りしていた。苦しかったが(サヨナラ弾は)気持ちよかった」と頬を緩ませた。勝利の喜びは一旦、胸にしまう。「これまで流れを何度もつぶしてきた。これをスタートにしたい」。次戦もバットで貢献する。
戻る
山口新聞ホームへ

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます。すべての著作権は山口新聞社に属します。
 Copyright(C)Minato-Yamaguchi Co.,Ltd.
お問い合わせは電子メールyedit@minato-yamaguchi.co.jp