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下関国際甲子園へ 創部52年、春夏通じ初
2017年7月29日(土)掲載
春夏通じて初の甲子園出場を決め、マウンド上で喜び合う下関国際ナイン=28日、山口市の西京スタジアム
第99回全国高校野球選手権山口大会(県高野連など主催)は28日、山口市の西京スタジアムで決勝があった。下関国際が宇部鴻城を4―3で破り初優勝を果たした。1965年の野球部創設以来、春夏を通じて初の甲子園出場の切符をつかんだ。

下関国際は二回に押し出しで1点を先制。四回に同点に追い付かれたが、六回に連続適時打で2点を勝ち越し、八回にも適時打で1点を加えた。直後に1点差に詰め寄られたが、逆転を許さず勝利した。

下関勢の夏の甲子園は2015年の下関商以来2年ぶり。坂原秀尚監督は「一昨年の決勝敗退を胸に練習してきた。選手たちはよくやってくれた。山口県の代表として精いっぱいやりたい」と意気込んだ。

下関国際は8月7〜21日に兵庫県の阪神甲子園球場で開かれる全国高校野球選手権大会に出場する。対戦相手は同4日の組み合わせ抽選会で決まる。

■攻め続けV、「思いぶれず」初の甲子園切符
下関国際が宇部鴻城との接戦を制し、1965年の創部以来初の甲子園出場を決めた。監督に就任して12年目で悲願を達成した坂原秀尚監督は「『目指すところは甲子園』という思いはぶれずにやってきた。ここまで来られてよかった」。

初回から両校ともに走者を得点圏まで進めながらも併殺打で打ち取る激しいつばぜり合いを展開した。下関国際は二回、宇部鴻城の先発百留の押し出し四球で先制。四回に主戦植野の得意球のスライダーが暴投となり同点に追いつかれるが「(捕手の)品川は毎日ボールを後ろにそらさない練習を欠かさなかった。次は止めてくれる」と次打者にもスライダーを投げ込み、空振り三振に打ち取った。

試合が再び動いたのは六回2死一、二塁。坂原監督が「チームで一番思い切りがよく、勝負強さを持っている」と評する3番吉村の左前適時打で勝ち越すと、続く4番鶴田の適時二塁打でさらに1点を追加した。

八回に宇部鴻城の6番小国に適時打を放たれ、1点リードで迎えた最終回2死一、二塁。3番百留との勝負はフルカウントまで持ち込んだ。最後に投じた渾身(こんしん)のスライダーで空振り三振に打ち取ると、大きくガッツポーズして仲間たちとともに喜びを爆発させた。
 
チーム一丸となって勝ち取った初めての甲子園への切符。「受け身にならないアグレッシブな野球でここまで勝ち上がってきた。甲子園でも変わらぬ姿勢で戦ってきたい」と坂原監督。聖地でも守りの姿勢を見せない強気なプレーで全国の強豪校に挑みかかる。
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