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重量挙げ
【重量挙げ94キロ級】スナッチで124キロを成功させ、優勝を決めた下関国際の利川寛太=福島明成高校第1体育館
94キロ級スナッチ 利川(下関国際)気迫V
2017年8月7日(月)掲載
全国高校総体(インターハイ)第10日は6日、宮城県の大崎市鳴子スポーツセンターなどで8競技が行われ、重量挙げ94キロ級スナッチで利川寛太(下関国際)が124キロを挙げ優勝。利川はジャークで158キロを記録し2位、トータルも282キロで2位に輝いた。

少林寺拳法男子単独演武の阿曽沼敏康、山元隆史(いずれも萩商工)は決勝に進出した。ハンドボール男子の岩国工、女子の高水は初戦の2回戦を勝ち、好発進した。

重量挙げ94キロ級のスナッチで3回目の試技に臨む利川寛太(下関国際)の前には重さ124キロのバーベルがあった。「これを挙げれば優勝だ」。気迫のこもった試技で124キロを成功させると喜びが爆発した。

大会前の自己記録は優勝が狙える水準。春先から膝や腰の故障に苦しんでいたが、6月の中国大会で自己新記録を出すなど復調し、故障の不安は残っていたが、優勝を狙って福島に乗り込んだ。

スナッチは「成功率が低い」という1回目で120キロを失敗してしまう。「(120キロは)練習ならまず失敗しない」。2回目に120キロを成功させると、最大のライバルと目された西田裕(西彼農・長崎)が120キロで競技を終了、3回目に設定した124キロを成功させれば優勝が決まる状況だった。

124キロは自己記録(125キロ)よりも軽い。「1回目を乗り切れば2回目以降の成功率は高い」。その言葉通りに124キロを成功させ、最初の種目で頂点に立った。

クリーン&ジャークは自己新記録となる158キロを3回目に成功し、トータル重量と合わせた完全優勝にも王手をかける。しかし、西田が3回目に163キロを成功させ、クリーン&ジャークは2位。「1番狙っていたい」というトータル重量も1キロ差で2位と悔しさも残る結果だった。

小中学校では陸上競技の走り幅跳びの選手だった。宮下淳監督からの誘いで競技を始め、「最初はユニフォームが恥ずかしかった」という少年は「頑張ったことが記録になる」と2年半で体重を約20キロ増やすなど努力を重ねて全国制覇を成し遂げた。

「ウエイトを始めて本当に良かった。今はユニフォームを着て寝たいくらい」。胸に輝く金メダルと「下関国際」と記されたユニフォームが今は何より誇らしかった。
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