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少林寺拳法
【少林寺拳法・男子単独演武決勝】気迫のこもった演技を見せて優勝した萩商工の山元隆史=塩釜ガス体育館
山元(萩商工)V「全て出せた」
2017年8月8日(火)掲載
全国高校総体(インターハイ)第11日は7日、宮城県の塩釜ガス体育館などで6競技が行われ、少林寺拳法男子の単独演武で山元隆史(萩商工)が優勝。阿曽沼敏康(同)が4位に入った。ハンドボール男子の岩国工は大分雄城台(大分)を26−21で下し、女子の高水は聖和学園(宮城)に41−22で勝ち準々決勝に進んだ。

■ダイナミックな演武
2014年に少林寺拳法がインターハイの正式競技になってから4回目の大会で、ついに山口県から初の優勝者が誕生した。「昨年の5位以上を狙っていたけど、まさか優勝できるなんて」。男子単独演武の山元隆史(萩商工)は驚きながらも初優勝の喜びを噛み締めていた。

萩西中ではサッカー部のGK。中学時代から武道に興味があり、高校入学を機に保育園からの幼なじみで、今回4位に入った阿曽沼敏康(萩商工)に誘われ、競技を始めた。

昨年のインターハイは段を持っていなかったが有段者を抑えて5位に入る健闘をみせた。その後は初段となり、試合で披露できる技は増えたが演技構成を変えたことで一時はスランプに陥った。「試合ごとに構成を変えていた」。全国選抜で入賞を逃し、さらに県総体は2位、中国大会は3位と苦しんだがインターハイを前に構成は固まり、飛躍の準備は整っていた。

「全身全霊で演武する」と臨んだ決勝。出場者16人の最後に登場した山元は約1分で持ち味のダイナミックな演武を披露する。「細かいことは覚えていない」というほど夢中でやり切った演武に出された得点は首位に並ぶ266点。技術点も159点で同点だったが、主審の点数が1点上だった山元の頭上に栄冠が輝いた。

今大会が高校生活最後の試合で卒業後は競技から離れる予定という。「自分の全てを出し切ることができた」。最後の試合を最高の形で終えた表情は誰よりも晴れやかだった。
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