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ハンドボール
チーム史上最高となる準優勝で大会を終えた高水の選手ら=県営あづま総合体育館
高水、諦めず準V
2017年8月11日(金)掲載
全国高校総体(インターハイ)第14日は10日、福島県営あづま総合体育館などで7競技が行われ、ハンドボール女子で初の決勝に臨んだ高水は佼成学園女子(東京)に17−31で敗れ、準優勝となった。男子は法政二(神奈川)が氷見(富山)に38―32で勝って初制覇した。

【評】高水はエース不在の中、懸命に戦ったが17―31で敗れて準優勝となった。前半6分までは2―2と相手に食らい付いたが、その後6連続得点を許すなど前半で12点差をつけられてしまう。後半に入ると徐々にリズムを取り戻し、エースの横田が7メートルスローを決めた後の後半21分から3連続得点を奪うなど粘りを見せたが、前半の失点が最後まで響き、悲願の初優勝には届かなかった。

■最後まで全力プレー
大黒柱を欠きながらも最後まで諦めない姿勢を見せ続けた60分間だった。準優勝は高水にとって過去最高成績。しかし、日本一を目指していた選手は試合終了後、悔し涙をこらえることができなかった。

「万全の状態でも厳しい相手」(西本昌豊監督)という春の王者との大一番。その場に前日の準決勝で右ひざを負傷したエースの横田希歩主将が万全の状態で立てないことは全員が理解していた。

選手の気持ちは一つだった。「全員で全力を出して戦う」(亀谷実加)。横田の代わりにコートに入った2年生の橘高由衣や前日に好守を見せたGK碓井鈴果らが体を張った守備を見せたものの相手に連続得点を許し、攻撃は相手の好守に阻まれるなど、前半30分でわずか4点得点に抑えられた。

それでも後半に入ると、「やってきたことが出せるようになってきた」(亀谷)。後半だけでチーム最多の5得点を挙げた亀谷ら3年生が活躍すると、下級生も最後まで諦めることなく全力でプレーした。

試合後、悔し涙が止まらない選手たちに西本監督が声をかけた。「泣くのはもう終わり、笑顔で表彰式に行こう」。「来年こそは日本一を」(橘高)と涙をふいて前を向いた選手たちは、監督の言葉通り笑顔で表彰式に臨んでいた。もちろん、胸を張って山口に帰るつもりだ。
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