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下関大丸が大改装検討 来年度、家族3世代に照準
2017年8月22日(火)掲載
2018年度に全館規模の改装計画を検討している下関大丸=下関市
下関大丸(下関市)が2018年度に全館規模の改装を検討していることが21日、分かった。全国的に地方や郊外の百貨店が売り上げの伸び悩みで苦境に立つ中、「地域密着の3世代百貨店」をコンセプトにした売り場作りで顧客層の拡大を目指す。全館改装になれば02年以来で、投資額は10億円前後に上る見込み。

早ければ18年度上期に着手し、同年度内をめどにグランドオープンさせたい意向。改装中も休館せずに営業を続ける。

改装は主要顧客の65歳以上のシニア世代とともに、現役世代や子育て世代、若い世代などに顧客層を広げるのが狙い。具体的なフロア構成は検討中で、「化粧品やファッション、食品など百貨店らしさを強化しつつ、通常の百貨店にはない新しい試みのフロアもつくり、家族3世代の支持を得たい」としている。アウトドアをテーマにした大胆なフロア展開なども視野に入れている。

既に改装の先行導入として、6月に県内初出店となるフランスの化粧品ブランド「ロクシタン」を導入。若い世代などの来店が伸びているという。

下関大丸によると、17年2月期の売上高は前年同期比6・9%減の約146億円で、最終赤字となった。ここ数年売上高の減少幅が大きくなっており、楠有弘社長は「地方百貨店が相次いで閉店に追い込まれる中、普通の百貨店を続けていても生き残れない」と強調。「大丸松坂屋百貨店グループでは、今までにない概念の百貨店になる。地域に愛される百貨店づくりを一層進めたい」と話す。

改装計画は親会社の大丸松坂屋百貨店と、グループの持ち株会社のJ・フロントリテイリングの両社の経営承認が得られ次第、秋以降に詳細が決まる見通し。
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