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山口市新庁舎、小郡の市民団体反発 市長選候補擁立も検討
2017年9月5日(火)掲載
渡辺純忠市長が市役所の新しい本庁舎を現在地で整備する方針を示したことに不信感を訴える船本敏夫会長(右)=4日、山口市
山口市の市役所本庁舎の建て替えを巡り、渡辺純忠市長が現在地での整備方針を示したことを受け、小郡地域の団体や個人でつくる「山口市の発展を考える会」は4日、「公式の発表前に相談があっても良かったのでは。裏切られたような気持ち」(船本敏夫会長)と反発した。

同会はJR新山口駅周辺への建設を求める署名を6月から始め、これまでに約8400人分を集めた。8月25日に署名と要望書を渡辺市長に提出したばかり。船本会長(76)は「署名してくれた人に申し開きができない」と話し、「(市が21地域で実施した)車座トーク以外で住民に対する説明会がなく、市長には不信感しかない」と語気を強めた。10月に投開票される市長選で、同会の主張に沿った候補者擁立の考えも示した。

市議会議員に公開質問状を出したことを明らかにした。1市4町合併時の付帯決議の取り扱いと本庁舎のJR新山口駅周辺の設置に対する考えを聞いているという。

■現在地周辺で建設 74%が「理解」 車座トークアンケ結果
山口市は4日、市役所の新しい本庁舎を現在地周辺で建設することについて、74.1%が「理解できる」と回答したとするアンケート結果を公表した。

アンケートは、渡辺純忠市長が市内21地域を回り、現在地周辺で本庁舎を建て替える方針に理解を求めた「車座トーク」で実施。参加者1319人のうち、952人がアンケートに答えた。「理解できない」は11.9%、「どちらでもない」は13.3%だった。

地域別では、大殿、小鯖、大内、宮野、吉敷、湯田、大歳の旧山口市7地域で「理解できる」が9割を超えた。一方で阿知須、小郡、陶、嘉川の小郡地区を含む南部4地域で半数を下回った。特に嘉川地域は「理解できる」が8.9%で、「理解できない」の64.3%を大きく下回った。
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