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「大粒ダイヤ」に期待 下関の試験栽培視察会
2017年9月6日(水)掲載
コメの新品種「大粒ダイヤ」を視察する関係者ら=5日、下関市
トオツカ種苗園芸(滋賀県)が開発したコメの新品種「大粒ダイヤ」の視察会が5日、下関市福江の栽培試験ほ場であった。農協や農業関係者らがコメの概要などを確認した。

大粒ダイヤは、飼料米の「ホシアオバ」と「コシヒカリ」を品種改良した「夢ごこち」を交配して開発。コシヒカリに味が似ており、10アール当たりの収量が平均11俵と一般的なコメの約1・5倍ある。

大粒ダイヤの山口県での販売代理権を持つピーエスピー(重岡伸一社長、下関市豊浦町)によると、稲穂がコシヒカリより長く、粒も大きめでやや縦長の飼料米の特性を持ちながら、コシヒカリに味が近いのが特徴。食用にも飼料用にもなる。コシヒカリに比べてやや甘味が少なく、粒が大きいため炊いた時に粒と粒の間にできる隙間が増え、調理に適しており、飲食チェーン店などから需要が多いという。

稲穂は茎が強く、背が高くなっても倒れにくい。作業量当たりの収量が多いため、省力化につながる。重岡社長は「育てやすく収量が多い大粒ダイヤは、不足している中食(給食や弁当など)や外食といった業務用のコメの需要に応えられる品種。県内での生産範囲を拡大することで、県産のコメの強みになり得る」と強調した。

全国の栽培試験ほ場に赴き栽培指導などを行っているトオツカ種苗園芸の宇野喜貴さんは「粒が大きいので食感が良く調理に適しており、主に業務用として継続的に使いやすい。今後も需要と生産の拡大に努めていきたい」と話した。
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