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世界最大級客船、接岸可能に 下関市の沖合人工島
2017年9月7日(木)掲載
クレーンで「ケーソン」を岸壁に据え付ける作業が進む長州出島=6日、下関市
国土交通省下関港湾事務所は6日、下関市垢田の沖合人工島「長州出島」で進める岸壁の拡張工事を公開した。300メートルの岸壁を110メートル延長し、2018年度から世界最大22万トン級のクルーズ船(全長約360メートル、乗客5400人程度)が接岸可能になる。
 
現在の岸壁は10万トン級までの船舶しか接岸できないため、国が約9億円をかけて昨年度末に着工した。この日は岸壁の基礎になる「ケーソン」と呼ばれる鉄筋コンクリート製の箱(高さ約14メートル、幅約17メートル、重さ約890トン)1個を起重機船で据え付けた。今後、接岸時の衝撃を吸収する防舷材や係船柱を設置するなどの工事を進める。

同事務所の松山秀司副所長は「これまで物理的に難しかった22万トン級、5千人程度の乗客の受け入れもできるようになる。さらなる観光振興、地域振興につながれば」と話した。

長州出島を管理する下関市によると、大型クルーズ船の寄港受け入れを昨年から本格化。昨年は長州出島を含む下関港全体で過去最多の17回寄港した。今年は60回以上の寄港を見込む。市はクルーズ客船の寄港増加を受け、税関検査や特産品販売などを行う簡易施設を本年度中に整備する予定。
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