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無人駅アートで彩り 宇部の草江駅、常盤中生ら参加
2017年9月9日(土)掲載
JR草江駅の待合室で掲示板のイラストに路線を描く常盤中の生徒=7日、宇部市
宇部市のJR宇部線草江駅で、待合室の外壁と掲示板を常盤公園の動植物などの絵で彩る駅舎アートの制作が進んでいる。7日夕には、地元の常盤中学校美術部の生徒6人が参加し、掲示板に広がる地図のイラストに宇部線などの路線を描いた。

市や民間団体でつくるJR宇部線利用促進協議会が、山口宇部空港に近い無人駅の草江駅をアートで活性化させ、新たな人の流れを生み出そうと企画。東京を拠点に活動し、和歌山県のJRきのくに線で展開されるアートイベントにも参加してきた線画家・イラストレーターの郷さとこさんが、4日から12日まで滞在して制作している。

モチーフは、常盤公園のときわ動物園にいるサルやインコ、世界を旅する植物館にある巨木やサボテンなど。壁面に線画、室内の掲示板に同駅を中心とした宇部市と周辺の地図のイラストを青い水性塗料で描く。

常盤中の生徒は、掲示板のイラストの制作に参加。郷さんと一緒に鉛筆で下描きし、宇部線や小野田線、山陽本線、山陽新幹線の路線を赤い塗料のラインで表現した。

制作費50万円は、市がインターネットを通じて資金を募るクラウドファンディングで確保。地元住民も恩田校区子ども委員会が中心となってサポーターを組織し、制作を補助している。9、10の両日に現地でワークショップがあり、恩田小学校の児童約50人が線画に色を塗る。郷さんは「待合室に残るアートの制作に携わることで、子どもたちが駅をより身近に感じるようになれば」と期待を込める。23日に完成記念セレモニーを開く。
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