山口新聞 ふるさと創生へ 県民とともに

宇部・渡辺翁記念会館で村野藤吾の建築物模型展
2017年9月10日(日)掲載
村野藤吾が設計した渡辺翁記念会館の模型を見つめる来場者=9日、宇部市
日本を代表する建築家の一人、村野藤吾(1891〜1984年)が設計した宇部市朝日町の渡辺翁記念会館で9日、村野が手掛けた建築物の模型展が始まった。村野が自身の「出世作」と語った同館の模型など24点を展示。18日まで。

同館開館80周年記念事業の一つで、市民グループ「宇部の村野建築を考える会」などでつくる記念事業実行委員会の主催、山口新聞社など後援。京都工芸繊維大の松隈研究室の学生が、村野の残した設計原図を基に制作した模型を借り受けて紹介している。

同市に残る村野建築の種類にちなみ、庁舎・公共建築、文化ホール、ホテル、宇部関連のテーマごとに展示。建設されなかった宇部ゴルフクラブハウス、宇部図書館などの計画案、大阪歌舞伎座などの解体された建築物は実物が現存しないため、模型が村野の多様な造形を伝える貴重な資料になっている。

これまでなかった宇部銀行本店(現在のヒストリア宇部)の模型は、山口大工学部の内田文雄研究室が制作。天井にある八角形の特徴的な装飾まで再現した。山口市の紙業師、岡田隆志さんが作った渡辺翁記念会館のペーパークラフトも特別展示している。

16日は午後2時から建築評論家の長谷川堯さんの記念講演、京都工芸繊維大の松隈洋教授の基調講演、同4時20分からシンポジウムがある。問い合わせはヒストリア宇部(電話0836・37・1400)へ。
戻る
山口新聞ホームへ

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます。すべての著作権は山口新聞社に属します。
 Copyright(C)Minato-Yamaguchi Co.,Ltd.
お問い合わせは電子メールyedit@minato-yamaguchi.co.jp