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レンタカー悪用テロ防げ 山口宇部空港窓口で訓練
2017年9月12日(火)掲載
レンタカーを受け取りに来た外国人の不審者役に手ぶりを交え対応する従業員=11日、宇部市
レンタカーを悪用するテロの未然防止に向けた不審者対応訓練が11日、宇部市沖宇部の山口宇部空港レンタカーターミナルであった。宇部署員が車両を受け取りに来た外国人、返却に来た日本人の不審者役となり、トヨタレンタカー山口宇部空港店の従業員が窓口での対応などを確認した。

県警と県レンタカー協会などが昨年2月に締結した県「テロに強い安全・安心まちづくり」協定に基づいて実施している訓練で、初めて報道機関に公開した。

従業員は「パスポートの写真と利用者の顔が違う」「運転免許証を提示しない」「返却時の走行距離が事前申告よりも極端に長い」「車内から薬品臭がする」などの不審点を確認。興奮気味にまくしたてる相手に手ぶりを交えて店内で待つように促し通報すると、同署山口宇部空港警備派出所から警察官が駆け付けた。

対応した同店の秋本和男主任(53)は「間を持たすのが大変だった。不審な点があれば、注意深く観察することが必要だと感じた」と振り返った。

同空港では、韓国・仁川国際空港(ソウル)とを結ぶ国際定期便が昨年11月に就航し、3月までに外国人1万3087人が訪れた。本年度は10月30日から運航する。

訓練は他のレンタカー業者の従業員も見学。同署の山角浩一警備課長(52)は「外国人利用者の場合は特に身分確認が大事。やりとりで矛盾を感じたら早いタイミングで通報してほしい」と呼び掛けた。
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